LNTレベル2インストラクターコースで学んだ「補完力」
LNT(環境について)
今回、Leave No Trace Japan(LNTJ)が主催する
LNTレベル2インストラクターコースに参加してきました。
場所は北信エリア。5日間、森・沢・山里を舞台に行われるフィールド中心のプログラムです。
このコースは単なるアウトドア研修ではなく、
「どう伝えるか」「どう育てるか」に軸が置かれたインストラクター養成です。トラクターとしての視点が強く求められる内容でした。
LNTレベル2インストラクターの役割
LNTレベル2インストラクターは、
LNTレベル1インストラクターを育成し、認定する立場にあります。
つまり、自分が理解しているだけでは不十分で、
知識を体系的に整理し、
相手に合わせて伝え、
理解と行動の変化まで導く
そこまでが求められます。。

知識は「その場で増えない」
今回強く感じたのは、
知識のボリュームと、その準備の重要性です。
現場で判断するためには、
・前提となる知識
・具体的な事例
・伝えるための手法
これらを事前に積み上げておく必要があります。
その場の対応力は、
事前にどれだけ準備しているかに大きく依存します。
伝えるための設計

このコースでは、
「何を知っているか」よりも
「どう伝えるか」
が重視されていました。
特に印象的だったのは、
・話す順序
・問いの立て方
・参加者の巻き込み方
といった“設計”の部分です。
同じ内容でも、伝え方によって理解の深さが大きく変わることを実感しました。
スチューデントティーチングと補完力

コースの中では「スチューデントティーチング」という手法が多く取り入れられていました。
参加者それぞれが講師役となり、
一つの単元を実際に教える。
その後、
・他の参加者からフィードバックを受ける
・内容を補い合う
・より良い形に修正する
という流れです。
ここで重要だったのが「補完力」です。
誰かの説明を評価するだけでなく、
足りない部分を補う
別の視点を加える
より伝わる形に再構成する
参加者同士でそれを行うことで、理解の質が大きく高まりました。
ラフティングとの共通点
この「補完力」は、ラフティングの現場にも通じると感じました。
ガイド同士で状況を共有し、
足りない視点を補い合い、
より安全で良いツアーをつくる。
個人のスキルだけでなく、
チームとしての質が問われる点は共通しています。
現場への落とし込み
今回の学びを通して感じたのは、
ツアーや講習の質は
「その場の対応力」ではなく
「事前の設計と準備」で決まるということです。
・どんな順序で伝えるのか
・どんな問いを投げるのか
・どう理解を深めるのか
この設計を見直すことで、体験の質はさらに高められると感じています。
まとめ
LNTレベル2インストラクターコースは、
知識を増やす場ではなく、
知識をどう整理し、どう伝え、どう補い合うかを学ぶ場でした。
そしてその中で特に重要だったのが「補完力」です。
個人の理解を超えて、
チームとして質を高めていく力。
この感覚を、現場にしっかりと落とし込んでいきたいと思います。
投稿者プロフィール

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Rescue3(水難救助)インストラクター
ラフティング協会公認マスターガイド
川での事故を無くすために日々奮闘!
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