第21回 官民合同水難救助訓練レポート
レスキュー・安全管理
6月17日 長瀞流域で開催
6月17日、毎年恒例となった官民合同の水難救助訓練が埼玉県の長瀞流域で開催されました。この訓練は観光シーズン前の6月に実施され、警察、消防、町役場、埼玉県土木管理事務所、そして民間のライン下り業者やラフティング事業者が一堂に会し、川の安全対策に取り組んでいます。
訓練の目的と重要性

この取り組みの目的は、河川での事故発生時に民間と行政が連携し、スムーズな救助体制を構築することです。特に「コミュニケーション」の重要性が強調されており、同じ場所で共に訓練を行うことで親交を深め、有事の際の連携を円滑にすることに重点が置かれています。
訓練内容と準備
毎年、民間(ラフティング会社)と消防、警察が輪番で幹事を務め、救助訓練の内容を計画します。2024年は民間の我々が幹事を務め、ラフティング会社7社が事前に集まって訓練内容を話し合い、決定しました。
今回の訓練では、以下のカリキュラムが実施されました:
- スローロープによる救助訓練:基礎的な救助技術を磨くための重要な訓練です。
- ラフトボートを利用した救助訓練:実際のラフトボートを使用し、より実践的な状況での救助技術を学びます。
- リバースポーツの体験会:参加者が川でのスポーツを体験し、安全に対する理解を深めます。


午後の活動
訓練は午前中に行われましたが、午後からはダウンリバー(川下り)やリバークリーン(川のゴミ拾い)が行われました。さらに、懇親会も開催され、参加者全員で親交を深める一日となりました。


- ダウンリバー:参加者が川下りを楽しみながら、実際の川の流れを体感しました。
- リバークリーン:川のゴミ拾い活動を通じて、環境保護の重要性を再認識しました。
- 懇親会:訓練後に行われた懇親会では、参加者同士がリラックスした雰囲気の中で交流を深めました。
おわりに
第21回官民合同水難救助訓練は、無事に終了しました。この訓練を通じて、民間と行政の連携がさらに強固になり、有事の際の迅速かつ効果的な対応が期待されます。今後もこのような取り組みを続けていくことで、地域の安全を守り続けていきたいと思います。
投稿者プロフィール

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Rescue3(水難救助)インストラクター
ラフティング協会公認マスターガイド
川での事故を無くすために日々奮闘!
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