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2024.09.01
Leave No Trace(リーブ ノー トレース)Level-1 インストラクターコース
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LNTレベル1コース参加レポート

ガイドスタッフ

「Leave No Trace」を日本語に訳すと「痕跡を残さず帰る」となります。先日、私たちは #秩父ファームステイ で3日間にわたりLeave No Trace JAPAN(LNTJ)レベル1インストラクターコースを受講してきました。LNT講習は、環境倫理プログラムです。

「環境倫理プログラム」と聞いて、ちょっと怪しい、宗教じみたもの?それとも、環境活動家の運動?なんて思う方もいるかもしれません。確かに、一瞬そんな匂いを感じるかもしれませんよね。そこで、私たちはその疑念を抱きつつも、時間とお金を投じてこのプログラムを実際に体験してきました。

結論は……
「これはいいぞ!明日からの業務に役立つぞ!」です。

研修の開催場所と参加者

研修の開催場所は、秩父ファームステイ。自然に囲まれつつ、アクセスの良いこの場所(秩父公園橋直下)は、研修を受けるには最適な環境です。参加したのは、合計12名、アムスハウスからはスタッフ5名。参加者はみな、環境に対する意識が高く、学びの意欲に満ちていました。この研修は、ただの講義ではなく、ステューデントティーチングという手法を用います。これは学習理解度をあげる方法で、生徒が単元を受け持ち、他の生徒に指導します。また実際に屋外の自然の中で体験しながら学ぶことができるのも大きなポイントです。

LNTの本質と学び

Leave No Traceは7つの原則から成り立っており、その一つ一つは非常にシンプルで、当たり前のことばかりです。例えば、原則2は「影響の少ない場所での活動」、原則6は「野生動物の尊重」です。これらの原則は、私たちが自然と共存するために必要な基本的なマナーを教えてくれます。この講習はアメリカの国立公園での環境保護の取り組みを起源として、今や世界100ヵ国以上で広く受講されています。その歴史と規模だけでなく、LNTに対する理解が深まることで、私たちの行動がどれほど自然に影響を与えるかを再認識させられました。

インストラクターの素晴らしさ

今回の研修では、豆太さんと大吾さんという素晴らしいインストラクターが指導してくれました。彼らはLNTの理念を深く理解しており、私たちにその魅力を伝えるために多くの工夫を凝らしていました。特に、実践的なアプローチが印象的で、ただの理論ではなく、実際に体験しながら学ぶことができました。豆太さんは、自然の中での活動を通じて、私たちにLNTの重要性を教えてくれました。大吾さんは、参加者一人一人に寄り添い、質問にも丁寧に答えてくれました。彼らの情熱と知識は、私たちにとって大きな刺激となりました。

3日間のプログラムの詳細

3日間にわたるプログラムは、本当に素晴らしかったです。初日は、顔合わせからアイスブレーキングそしてLNTの講習の進め方や考え方の根幹をインストラクターより説明がありました。2日目よりSTと略すストゥーデントティーチングが始まります。参加者が2人1組となり担当する原則に関して、事前に打合せを行い、講習計画をしてティーチングに臨みます。最終日まで続き、修了証授与の際に決意表明であるアクションプランを発表します。自主性を重んじ、主体的な講習で充実した内容でした。

特に印象に残ったのは、各自与えられた単元を創意工夫し、タイムマネージメントをしながら自分の言葉で講習をデザインするところです。参加者はインストラクターや大学教授がいるものの、普段は人前でレクチャーをしない、受付のなっちゃんなんかも悪戦苦闘しながら、自分らしい発表をおこなってました。また若手2名の竜ちゃんと蕗ちゃんもベテランガイドに混じりながら若さいっぱい頑張ってました!(涙)

LNTコースの感想と今後の活用

このLNTレベル1コースを受講するとLNTワークショップを開催することが可能です。アムスハウス&フレンズでは5名のレベル1インストラクターの誕生という訳です。私たちの環境に対する意識が大きく変わりました。自然を大切にすることの重要性を再認識し、今後の業務やプライベートでの活動に活かしていきたいと思います。特に、LNTの原則を日常生活に取り入れることで、少しでも環境に優しい行動ができるよう努めていきます。これからも、自然と共存し、次世代に美しい地球を残すために、私たち一人一人ができることを考えていきたいと思います。
手始めにこの後予定している、犬のイベント、子供向けのレスキューイベントで取り入れていきたいと思います。

投稿者プロフィール

Taku
Taku
Rescue3(水難救助)インストラクター
ラフティング協会公認マスターガイド
川での事故を無くすために日々奮闘!