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地元の小学校に川の安全と環境について授業してきた!

レスキュー・安全管理

川は、私たちの活動に欠かせない存在であり、子どもたちにその魅力を伝えるための大切なツールです。今回は、長瀞第一小学校で実施した「川の安全と環境」に関する授業についてご紹介します。この授業では、子どもたちに川の楽しさや危険性、そして環境保護の大切さを伝えることを目的としました。これは、アムスハウス&フレンズが掲げる"ACT THE RIVER"というポリシーの実践でもあります。このポリシーは、私たちの活動の根幹であり、子どもたちにどのように伝えるかが重要な課題です。今回の授業は、その大切さを改めて実感する貴重な機会となりました。


自己紹介と授業の目的

今回の授業を担当したのは、私タク(くまさん)とNINJAショーゴです。NINJAショーゴはリバーガイドとして活動する一方、猟師としての顔も持っています。そのため、授業の2本柱である環境倫理プログラム「Leave No Trace(痕跡を残さない)」(以下LNT)とも深く関わり、川の生態系や人との関わりについても伝えることができました。この授業では、川の安全と環境の大切さを子どもたちに伝えることを目的としました。川は美しい自然の一部であり、私たちが楽しむ場でもありますが、同時に危険も伴います。子どもたちが安心して川遊びを楽しむためには、安全に関する知識が欠かせません。

安全な川遊びのために

授業の中で、子どもたちには「川を安全に楽しむために何が必要か?」を考えてもらいました。結論として大切なのは、準備と計画です。これは特別なことではなく、川遊びをするうえで大事な知識、道具、心構えをしっかり理解すること。そうすることで、より安全に、そして楽しく川と向き合うことができます。この授業を通じて、子どもたちが川と安全に向き合いながら、その魅力や環境の大切さを学ぶきっかけになればと思います。

川を利用するマナーと生態系への配慮

授業では、川を利用する際のマナーについても学びました。川は誰のものなのか? そこに住む生き物たちのことをどう考えるべきか? こうした問いかけを通じて、子どもたちと一緒に考えました。
まず、川に生息する魚や鳥、動物たちをみんなで洗い出し、「川は自分たちだけのものではない」という意識を持ってもらいました。その上で、野生動物との適切な距離を保つためのルールとして、「サムズロー(Thumbs Low)」を紹介しました。これは、親指を立てて動物との距離を測る方法で、生態系を尊重しながら自然と向き合うための考え方です。
昨秋に取得したLNTの7つの原則を活用し、体系的に自然との関わり方を伝えました。川を守ることは、そこに暮らす生き物たちの生活を守ることにつながるーーこの大切な考え方を、子どもたちにしっかりと伝えました。

安全な川遊びについて

川での遊び方や安全対策についても学びました。まず、水の上での移動方法や、カヌーとカヤックの違いについて説明し、川遊びの基本を理解してもらいました。特に、川には流れがあるため、池や湖とは異なり流される危険性があることを強調しました。
また、おぼれた時の対処法として、「ラッコのポーズ」を紹介しました。これは、足を上げて仰向けになり、流れに逆らわずに浮く方法です。このテクニックを学ぶことで、万が一の際にも冷静に対処できる力を身につけることを目指しました。

事前計画と準備の重要性

今回の授業で最も伝えたかったのは、事前計画と準備の大切さです。川遊びを安全に楽しむためには、事前にどんな危険があるかを考え、適切な準備をすることが欠かせません。また、友達と協力し、マナーを守った活動を心がけることも重要です。しっかりと準備を整え、知識を身につけることで、川をより楽しく、安全に満喫することができます。
授業の振り返りとして、子どもたちに川の安全と環境についての知識を身につけてもらえたことを嬉しく思います。今後も川を大切にし、安全に楽しむための活動を続けていきたいと思います。川は私たちの宝物です。これからも大切にしていきましょう。

投稿者プロフィール

Taku
Taku
Rescue3(水難救助)インストラクター
ラフティング協会公認マスターガイド
川での事故を無くすために日々奮闘!